コラム

【自律神経】整えるって具体的にどういうこと?

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

LiveWellBeingでは、あなたがより健康で豊かな暮らしを手に入れることができるように、ホリスティックな視点でQOLの実現のための、ライフスタイル、心と体のための健康法などをわかりやすく、また毎日の生活にすぐにとり入れることができるようにより実践しやすい情報として健康ジェニック大国の米国カリフォルニア州から発信中!

心と体の健康のための基本を今すぐ知りたい方はこちら

おはようございます。
LiveWellBeing ヘルスコーチさなえです

特に思いあたる原因がないのに何となく不調・・・・

こんな時私たちは

”ストレスがかかっていたんだ”と、ストレスのせいにして済ませてしまいがちですが、実は原因はストレスの中でも無意識に心身に影響を与えている”ある事”が原因で「自律神経」のバランスが崩れていたのかもしれません。自律神経とは何か? ある事とは?さらに、うまくコントロールする方法をご紹介します。

自律神経を整えて、健やかな毎日を過ごしましょう。

[rtoc_mokuji title=”” title_display=”” heading=”” list_h2_type=”” list_h3_type=”” display=”” frame_design=”” animation=””]

自律神経神経が整うって?

自律神経の働き

私たちには手足を動かす運動神経と聴覚、味覚、触覚などといった感覚神経とは別に、脳からの指示なくして臓器をを動かす自律神経があります。

ちょっとここで、皆さんにやって見て欲しい事があります。

左手にグッと力を入れて握り拳を作ってみてください。
次に、大きく深呼吸してみてください。

いかがですか?できましたか?

では、次に

あなたの腸の働きを早めてみてください・・・・

????あれれれ?????

そうですよね、最初の二つはあなたが意識をして動かせたけれど、腸の動きはあなたの意識で早めることはできませんよね。(できていたら驚きです(笑))内臓をコントロールできるのは私たちの意識とは独立した自律神経なんです。私たちは、この自律神経の働きによって、寝ている時も心臓や腸の活動が止まることがないので、生命を維持できるとうわけ。

自律神経は、血管をはじめとする、呼吸器官や消化器官、体温調節機能といった、内臓器官を自分の意思とは関係なく調整してくれる神経で、私たちの体の生命維持機能をコントロールする役割を担っています。

自律神経は交感神経と副交感神経に分けられますが、交感神経が優位な場合、血管が収縮して血圧が上昇し、心身が活動モードになります。そして、副交感神経が優位な場合は、血管が緩んで血圧が低下し、心身もリラックスした穏やかモードになります。

基本的には人が起きて活動している時間帯は交感神経が優位、そしてリラックス時や夜に寝ている時間帯に副交感神経が優位になるといわれています。

この交感神経と副交感神経が必要に応じて切り替わり、体内のバランスが保たれています。

自律神経が整っていればこの切り替えがスムーズにいきますが、乱れてしまうと切り替えがうまくいかなくなり、心身にさまざまな不調が現れます。つまり、自律神経を整えるということは、心身の健康を保つために、交感神経と副交感神経の切り替わりをスムーズにできる状態にすることだといえます。

自律神経の正体

実は、医学的概念では、「自律神経が乱れる」という直接的な言葉は存在しません。

本やネットで使われている”自律神経の乱れ”というのは、私たちが想像しやすいように作られた表現で、医学の世界では、内臓に負担をかけさせている生活をしていることで、内臓を支配している自律神経が乱れ、交感神経と副交感神経の切り替わりがスムーズでないという捉え方です。

自律神経が乱れる=血管や内臓に負担がかかっていることで、自律神経の働きが正常ではなくなっている。

ということは、内臓に負担をかけない生活をすることが、自律神経が整う事につながるということですが、実際に私たちの自律神経を乱す原因とは一体なのでしょうか?

自律神経が乱れる4つの原因

それはズバリ”無意識に受けている変化”です。ここでは、その代表的な原因となる変化について、4つご紹介します。

①食事・飲み物

私たちが食事をすると、食べたり、飲んだりしたものは腸管を通って消化されます。この時、消化と吸収のために各臓器をフル回転させるために働いてくれるのが自律神経です。

つまり、もしあなたが一日中何かしらを食べていてたり、、自律神経は休む事ができずに働き続けなければいけないわけです。

では、食事の回数や量を極端に減らせば自律神経が疲れないかというと、今度はエネルギー不足を起こして、これまた自律神経が正常に働かなくなります。

また、例えば小麦はグルテン不耐性の人にとっては体に負担となってしまいます。このようにあなたの体が消化や

食べ物や飲み物の種類・頻度・量の極端な増減は内臓に無意識に変化を与え自律神経を乱す原因となります。

②睡眠不足

睡眠不足が、免疫力を落とし風邪をひきやすくなる、またストレス耐性も弱くなってくるというのはよく聞く事だと思います。

人間は、昼間は交感神経が活発になり活動モードで、日が沈む頃には自然と副交感神経が優位になりリラックスモードになり、眠気を感じて眠りにつきます。睡眠は,身体の疲労,とくに脳の疲労回復にとってきわめて重要な生理現象で、眠りたいと欲する本能的欲求である眠気は,脳が自らのために発する疲労の警告信号のひとつでもあります。

また、睡眠不足によって、交感神経が優位になりすぎることで、活発に行動するためのアドレナリンやノルアドレナリンなどのホルモンを過剰に分泌します。このため、イライラしたり、不安感に駆られたり、感覚が脳できちんと処理できなくなることは、急に心拍数を高めるので心臓機能にも負担を与えます。

睡眠不足は、心臓や脳に無意識の変化を与えることで、自律神経のバランスを崩す原因となります。

③人間関係のストレス

人がストレスを感じる環境はさまざまですが人間関係や仕事のプレッシャーは、環境や状況の改善までに時間がかかるので長期にわたる事が多いため、体調を崩すほどの自律神経の乱れを引き起こしやすくします。

そして、これにはしっかりとした理由があるのです。

外的ストレスを感じることで、体内では交感神経がコントロールする副腎皮質から「副腎皮質ホルモン」が分泌され、同時に副腎皮質の中ではアドレナリンなどが分泌されます。副腎皮質ホルモンやアドレナリンには、血糖値上昇や血圧上昇、免疫抑制、胃酸分泌促進、覚醒などを引き起こす作用があり、交感神経を優位にする働きがあります。

そして、例えば、あなたが友達や上司に何かネガティブなことを言われた時の感情を思い出すたびに、その時脳に刻まれた感情が再燃します。

このため交感神経が優位になり続け、副交感神経に上手くスイッチできない状態が続きます。その結果、寝不足の時と同じように、脳がその感情を勝手に思い出しては、イライラや不安感が再発し、その感覚を長期に感じることになります。

④天候

例えば、雨が降ると湿度が変わります。雷の音を聞くと心臓がバクバクするかもせれません。それから、台風などで気圧が変わると、頭痛や関節が痛むということを聞いたことはありませんか?

これは、西洋医学の世界ではない概念ですが、東洋医学では気象病と言われています。

気圧・気温・湿度など気象の大きな変化によって自律神経が乱れることが原因で起こると考えられています。特に、気圧の変化による影響がとても大きいと言われていて、その中でも“気圧が低下するとき”に症状が出やすいと言われています。

この気象の変化で、内臓はいつもとは違う温度や湿度の変化を察知し、これに自律神経が対応するため、乱れが生じます。

自律神経を整えるには

ここまでご覧いただいた皆様は、もうお分かりいただけているかと思いますが、自律神経を整えるには内臓が整っていることです、中でも東洋医学では脳腸相関と言われているほど、脳の反応を正常に保つには腸内環境が整っていることが重要です。
普段何気なく行っている生活習慣の変化が、自律神経を乱す原因になっています。

基本となる注目すべき3つの事を簡単にご紹介します。

①質の良い睡眠


*「疲れたら休む」ではなく、意識的に睡眠や休息の時間を取る
*決まった時間に起き、朝は太陽の光を浴びる
*寝る2時間前までには食事を済ます
*寝る前の1時間はスマホやテレビ、パソコンは見ない
*入浴はしっかり湯船につかり、寝る1時間前にはお風呂から上がる

②あなたにあった食生活


*内臓の働きを良くするために、毎日1.5〜2リットルの水を飲む
*体質にあった食品を知る
*塩分、甘いもの、揚げ物を摂りすぎない
*野菜中心で食物繊維を多めにとる
*コーヒー・栄養ドリンク・酒などの覚醒効果の高いもの摂取を減らす、また摂取時間に気をつける

③ストレスの耐性をつける


*完璧主義をやめ、曖昧さを受け止める
*悪いことばかり見るのではなく、良いことも探してみる
*客観的に物事を見て、根拠なく悪い結論を予測しない
*「すべき」思考をやめ、「〜だったら良いなあ」に置き換える

まとめ

自律神経の乱れは「内臓に負担がかかっているために、それを司る自律神経が正しく作用しない状態を指します。

  • 食べ物・飲み物
  • 睡眠不足
  • 人間関係のストレス
  • 天候

は、内臓に負担をかける変化の主な原因です。

内臓の負担を減らして、自律神経を整えるには、

  • 質の良い睡眠
  • 適切な食事
  • ストレス耐性をつける

これらを含める生活習慣を整え、内臓負担を減らすことで自律神経を整える事ができます。

もちろん、今回ご紹介した物意外にも原因となることや改善法は、ほかにもたくさんあります。今回ご紹介したのはその中でも基本の知識です。

無理してたくさんやろうとするとむしろストレスになるので、内臓を整える基本アクションを押さえつつ、できる範囲で取り入れましょう。

内臓の負担が減って自律神経が整う過去の関連ブログはこちら↓

人間関係:気持ちの切り替え方】

腸 活】朝マック食べないとインフルエンザ・花粉症・うつになる!?

睡眠の質を上げる習慣】

本日も最後までご覧頂きありがとうございました。
では、また!
 SanaePlate

*心と体の健康についての質問にお答えします
気軽にご相談ください
相談の回答は、こちらのメルマガ内で個人が特定されない範囲で共有させていただきますこともあります
info@live-wellbeing.com
件名:質問

睡眠や健康についてもっと詳しく知りたいという方はこちら↓