LiveWellBeingでは、あなたがより健康で豊かな暮らしを手に入れることができるように、ホリスティックな視点でQOLの実現のための、ライフスタイル、心と体のための健康法などをわかりやすく、また毎日の生活にすぐにとり入れることができるようにより実践しやすい情報として健康オタク大国の米国カリフォルニア州から発信中!
こんにちは Sanae です。
朝食はしっかり食べるほうが良いと言う人もいれば、ファスティングや1日1食生活など朝食を控えるほうが健康に良いと考える人もいます
朝食を食べるべきか、食べないほうが良いか と言う議論はいろいろあります
が実際はどうなのでしょう?
心と体の健康のためには朝食を食べるか食べないか?
【朝食を食べないほうが良いという考え方】
朝食を食べないほうが健康には良いという考えは
元々原始人は朝食を食べる時間が決まっていなかったのだから、食べないほうが人間の理にかなっていると言う主張
また、断食(ファスティング)のように食事を取らない時間を長めに取ると消化を助けて胃腸のために良いので健康的という考え
さらに、減量の為に1日の摂取カロリーの調整を朝食を抜く事でストレスなくできる
などがあります
【朝食を食べたほうが良いという考え方】
朝食を取らない子供は勉強の成績が悪いとか、不登校が多いと言うことがかなり大々的な研究で判明しています
これは、朝キチッとした栄養を取らないとセロトニンの原料となる物質のトリプトファンを取れないため、セロトニンが作りずらいとうものです
さあ
みなさんはどちらだと思いますか?
実はこれは個々の状態によって違うと言う真実があります
チャンチャン🎶
いやいや、ちょっと待って「なーんだ」って思わないでください
なぜならば
その中には、朝食を絶対的に摂るべき人 がいます
本日の動画はこちらから↓
朝食が必要な人はこんな人
朝食を取るべき人は
- メンタル疾患、
- メンタル的に弱っている人、
- メンタル的に疲れている、
- 重度のストレスを感じている人、
- 午前中調子が悪い
- 朝起きが悪い
- 早起きできない
- 集中力が続かない
このリストに当てはまる人は絶対的に朝食をとったほうが良い
つまり、朝食を取らなくても良い人は
- 成人
- 朝から元気でやる気がある人
- 睡眠がしっかり取れている人
- 日中活動的な人
- 朝食を食べずとも心身ともに健康な人
例えば、前日飲み会で遅くまで飲食していたので、朝お腹が減っていないけれど”朝食を食べたほうが健康に良い”ので食べる
というように、体の声を聞かずにシステム的に食事を取ることはかえって体調をくづす原因にもなりかねません。
また、今まで”朝食を食べない”という生活習慣で健康な人が、急に毎朝朝食を取ることによって体重が増加することもあるので
このような人は無理をして朝食を取らなくても良いのです
では、朝食を食べなくても健康な人と朝食を食べないで心身が不健康になってしまうのはなぜでしょう?
朝食を絶対に摂るべき人の理由は『低血糖』
朝に調子の悪い人の原因の一つに
『低血糖』
が挙げられます
低血糖の人は血中の血糖値が低い
1日の中で、前日の夕飯から翌朝起きるまでの約9〜10時間(人によってはそれ以上)何も食べないわけだから
朝起きた時の血糖値は1日で最も低い
血糖値が低いとどうなるかと言うと
頭がぼーっとしたり、やる気が出ない、1日頑張ろうと思えない、いわゆるエンジンがかかっていない状態ですね
実はこれ、うつの初期症状と同じなんです
なので、うつの症状を持っている人の場合
低血糖と重なって症状が出ている場合というのも考えられまし、または、うつかと思っていたけど、低血糖が原因でやる気が起こらなかったということもあるので、慎重に観察することが大切です。
通常、血糖値は食事をしてから数分ほどで上昇するので
朝食を取ることによって、低血糖の症状はクリアできる
ところが、意外と朝調子が悪いという人に限って朝食を取らないというケースが多いので、低血糖が解消されないまま、1日をスタートしなければならないので午前中の体の怠さを引きずったままになるとうわけ
先程の朝食を食べないと学校の成績が悪いというのもこの低血糖が起こしていると言えるのです
脳は『ブドウ糖』を栄養にして働きます、特に子供は活動時の『ブドウ糖』の消費も早いので、朝食を取らないと栄養源を確保できず、脳が働いてくれないという状態になるので
そうすると、午前中ぼーっとして集中力がなく、授業もままならない状態でさらに、昼食に枯渇した胃に急激に栄養を取り込むために、血糖値が乱高下して昼から午後にかけてもドリップタイムという倦怠感が生まれるわけ
朝調子が悪いから学校に行けない、調子が悪いから朝食を食べない、そうすると低血糖になってさらに調子が悪くなるという悪循環の原因となるのですね
また、メンタル疾患や、メンタルが弱っている人は1日のメリハリがないことが多いので
朝起きて副交感神経→交感神経に切替えることで日中セロトニンが作られ夜になるとメラトニンが作られ交感神経→副交感神経に切り替わり夜はぐっすり眠れるというのが健康な人の1日の流れ
ところが朝起きた時の『リセット』が弱いと1日中ぼーっとして調子が悪い状態でエンジンが入らないまま1日を過ごすことになる
このリセットがうまくできていないのがメンタル疾患に多いパターン
その時簡単にスイッチを入れるのが
『朝食を食べる』というのが
セロトニンを活性化する簡単で良い方法
他に、『朝散歩』もリセットスイッチをONにしてくれるのに効果的ですが、天候に左右されづらいことなどから見ると朝食を食べることは最も簡単にできることだと思う
また、朝食を取ることで、『咀嚼』をしますよね
この咀嚼(かむこと)でセロトニンが活性化するし、酵素も出るので
10分から15分かけて、ゆっくりとよく噛みながらの食事によってセロトニンが活性化します。
ですからスムージーやプロテインジュースなどではなく、ごはん+野菜たっぷりのスープや味噌汁+おかず(漬物など)などしっかりと噛む食材を選ぶこと。
スムージーやプロテインジュースを取る場合はメインではなくあくまでもサイド的に取り入れましょうね
食事を取ることにより、血糖値が上がり胃の蠕動運動が始まることで、体が朝の活動開始を本格的に認識してくれます。これによって夜から朝の体質に切り替えができるというわけです
【補足】セロトニンの原料となるトリプトファン
人間のアミノ酸は体に保持できる量が限られていて、これを『アミノプール』と言います。例えばブドウ糖であれば体内にかなりの量を蓄えることができるし、エネルギー源として脂肪に蓄えておくこともでしますが、アミノ酸はうまく蓄えておくことができずにタンパク質から分解して使うこともできるんだけど瞬間的に、短時間で分解することができない
なので、必要なアミノ酸は必要な時にとらないとアミノ酸本来の活動をしないというわけ。
食べ物の中のアミノ酸は、食べると吸収されて、30秒から数分ですぐに脳に至ると言われているそして、そこからセロトニンの原料となるこのセロトニンに分解されるまでには数時間を要するため、朝食を食べることでその日の夜に必要なセロトニンが生成されるわけです
また、ある程度のブドウ糖がないとトリプトファンは吸収されないと言われているため、糖質制限をしすぎると肉などのトリプトファンの豊富な食事をとっていてもトリプトファンの吸収がきちんとされていないということも科学的な推論としてある
つまり、朝起きた後、栄養のバランスの良い食事をしっかりと咀嚼して取ることは毎日を活動的に過ごす事ができメンタルのケアにもつながるというわけですね。
もし、朝食をとっていなくて最近体調が優れない、メンタルが弱っていると感じるという人は薬やカフェインに頼る前にぜひ朝食をとってみてください
今日も最後までお付き合いいただきありがとうございます
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プレイト早苗 Plate Sanae
1975年生まれ。埼玉県川越市出身。
2016年よりカリフォルニア州在住。
ホリスティックヘルスコーチ、自然療法アドバイザー、植物療法家。
趣味:サーフィン、アロマ・ハーブ、ガーデニング、発酵料理研究、Hula、DIY