LiveWellBeingでは、あなたがより健康で豊かな暮らしを手に入れることができるように、ホリスティックの視点を基本としたQOLの実現のための、ライフスタイル、心と体のための健康法などをわかりやすく、また毎日の生活にすぐにとり入れることができるようにより実践しやすい情報として健康大国の米国カリフォルニア州から絶賛発信中!
こんな人にオススメ
- 不安感がある
- 考え事ばかりしている
- 疲れている
- 人と話したくない
- 気分が落ち込んでいる
- ソワソワしている
- 眠れない
と、こんな感じで気持ちが不安定な人
本日の動画コンテンツはこちら↓
こんにちは Sanae です。
今年のゴールデンウイークは自宅でゆっくりとできる・・・と言うか半ば強制的に自宅で過ごすって人も多いのではないかな
自粛生活に疲れた、先の将来が不安、ソワソワした気持ち、そして寂しい気持ち
そんな気持ちを持っている方
今日は、ラベンダーがうつ予防に効果的な#3つの理由をお話しします
不安な気持ちやソワソワした気持ち、自粛生活によって抑圧されたような気持ちが長期間、またはその気持ちがとても強いと言う状態の場合
ストレスによって脳が疲労し、自律神経のバランスが崩れているのかもしれませんそんなときは
最も身近なハーブやアロマでもあるラベンダーを使って
うつにならない早めの対策でうつを回避しましょう
About Lavender ラベンダー
ラベンダーの歴史は古くからよく使われてきた薬草で、古代ローマでは入浴の際に使う香りとして利用されてきました。そのことを象徴するかのように
ラベンダーの語源は「洗う」と言う意味のラテン語です。
ラベンダーは20世紀にフランスの科学者が使ったラベンダーの精油が火傷の傷に使ったところ傷の回復に役立ったことから、アロマテラピー(米:アロマセラピー)という分野が確立されました。
日本でラベンダーが香料植物として初めて栽培されたのは、昭和初期の北海道だといわれています。7月ごろの富良野のラベンダー畑は有名ですよね。
初夏の5月から7月ごろラベンダーの花は咲き始めます。カリフォルニアでは5月中旬から6月いっぱいがラバンダー畑の見頃
ちなみに一般的に私たちが『ラベンダー』と言っているものは品種の中でも代表的なコモンラベンダーのことを指します。
万能ハーブのラベンダーがうつ予防に効果的な3つの理由
その理由は
①内臓神経に有効な成分で抗うつ効果
②外用もできるし内服もできる安全で万能で豊富な用途
③手軽に手に入る
次でもう少し詳しく見ていきましょう
①内臓神経に有効な成分で抗うつ効果
ラベンダーが持つ効果にはさまざまなものがあります。なかでも最もよく知られている効果は、鎮静作用や安眠効果。
これは、ラベンダーに含まれている「酢酸リナリル」と「リナロール」という成分が働いているからだと考えられています。
うつ病の多くは、神経が常に緊張状態にあり、イライラや不安感といった症状があらわれます。ラベンダーの鎮静作用は、酢酸リナリルの高ぶった神経を鎮める作用でこういった症状を和らげることができます。
酢酸リナリルにはさらに、心身の安心感や幸福感に大きく影響する神経伝達物質「セロトニン」の分泌を促し、心身をリラックスさせる働きもあるため神経の高ぶりによる不眠もリラックスを促しケアすることができます。
リナロールは 主に不安の緩和をしてくれます、またその作用はマイルド穏やかです。
そしてこれらの成分は主に自律神経叢の腹腔神経叢に働きかけることで自律神経のバランスを整えます
そのため、ストレスによる感情の不安定や不眠など精神的なことが原因の疾病を予防するための強い味方となってくれる訳です
また、うつ病は、セロトニンの分泌不足が原因で引き起こされると考えられています。酢酸リナリルが豊富に含まれているラベンダーをアロマテラピーとして使う事でセロトニンの分泌を促してうつ病の症状を改善することに繋がります。
実験によって証明されたラベンダーが持つ効能
ラベンダーの効果と抗うつ剤の効果を比較し、ラベンダーが持っている抗うつ効果の程度を測定した調査があります。
これは軽度から中程度の成人のうつ病患者45人を対象に、この45人を3グループに分け、ラベンダーと抗うつ剤の一種「イミプラミン」を使用した調査で、
パネル1の被験者には「ラベンダーチンキ(ラベンダーをアルコールに浸けて、ラベンダーの成分を抽出したもの)」
パネル2の被験者には「イミプラミン」
パネル3の被験者には「ラベンダーチンキとイミプラミン」
これらを4週間ずつ投与し、症状の変化が観察されました。
その結果、「ラベンダー単独の治療効果は抗うつ剤ほどではないものの、抗うつ剤の補助剤としての効果が期待できる」うつ病の症状が軽度から中程度であれば、ラベンダーを使ったアロマテラピーが十分に効果的だといえます。
②安全で万能なラベンダーが持つ鎮静・リラックス・バランス調整作用でうつ病を予防
芳醇な香りを持つラベンダーの活用法は様々で、精油としてまたはドライフラワーにして天然の芳香剤や、ハーブティーなどの飲み物、料理などにも広く使われます。
ラベンダーをうつ予防のアイテムとして使うならば、アロマセラピーとして精油での使用が特におすすめです
ラベンダー:精油で使う
精油をブレンドすることでシナジー効果を期待できます、ブレンドで使った他の精油の作用を引き出す役割もします。香りもマイルドなので、ブレンドしやすい精油ですね。
またカンファー、1、8シネオールと言う刺激成分が微量に含まれているため、リナリルやリナロールの鎮静作用と拮抗した作用がマイルドに起こるのも特徴的です。
使い方のおすすめはマッサージオイルとして使うことで、皮膚から吸収された成分が血液に入り込みゆっくりと穏やかに作用してくれます
マッサージオイルのブレンドの参考: 不安や高ぶった感情を穏やかにする
ラベンダー + ネロリ
ラベンダー + フランキンセンス
直接塗布: 精油の中でも、ラベンダーは局所であれば肌に直接塗布ができるので、気持ちがソワソワしたり、イライラが強い場合は肋骨の下のみぞおちあたりに1滴づつ3回にわたって精油を垂らして、指や手のひらで縁を描くようにゆっくりとみぞおちを温めるようにマッサージします。
また、左足の裏の太陽神経叢(足裏の土踏まずの上部)にラベンダーの精油を同じように直接塗布しても良いでしょう。
芳香浴のブレンドの参考:ディフーサーに数滴
ラベンダー + ミント :気分を上げる、リフレッシュ
ラベンダー + フランキンセンス :落ち着き
ラベンダー + オレンジ:優しい気持ち
ラベンダー:ハーブで使う
ラベンダーを摘み立てフレッシュのまま、または乾燥させてドライハーブとしてハーブティーやお料理に使ってみましょう。
ラベンダーティー (カップ2杯分):ティーポットに小さじ2杯のドライラベンダー(フレッシュの場合は大さじ2杯)と熱湯を入れて3分蒸らす
香りの強さの好みは人によるので、ラベンダーの量や蒸らす時間は自分で調整しながら、ベストな分量を見つけましょう。
夏にはラベンダーのレモネードもおすすめ。レモンの程よい酸味にハーブの優しい香りが心に元気をくれます。
③手軽に手に入る
ラベンダーはとってもポピュラーなので、薬局、アロマ雑貨店、百貨店など比較的私たちに身近な場所で手に入れることができます。
金額も、アロマセラピーグレードの精油 10ml ¥800〜¥2,500くらいで手にはい入ります。
ドライラベンダーは 100g ¥1,000から¥3000 程度で手に入ります。
このように、ラベンダーはアロマセラピーやハーブのプロでなくても比較的扱いやすく、私たちの身近にあるものです。
こんなに万能で効果的なラベンダーですが、精油で使用する際は気をつけていただきたいことがあります。なぜならば、精油はラベンダーの成分を濃縮したものですので、作用が強く出るからです。
ラベンダーの精油を使うときの注意
生理を促す通経作用があるため妊娠初期の妊婦さんは、マッサージや直接塗布の使用は控え、ディフューザーでの芳香浴程度にすることをおすすめします。
お子さんに使うときは 少量をキャリアオイルに混ぜて使うとより安心で安全す。
病気の治療中の方またはお薬を処方されている方はかかりつけの医師に相談してから使用しましょう。
※購入の際は、品質、グレードなどに注意してください。店頭で購入の際はセラピストやハーバリストに使用方法などを詳しく聞いてみるのも良いでしょう。
LiveWellBeing でも、アロマやバーブについての質問を受け付けておりますので、お気軽にコメントくださいね。
いかがでしたか?今年のゴールデンウィークはラベンダーを使ってお家スパで心と身体のケアをしてみてはいかがでしょうか?
▶︎ラベンダーエッセンシャルオイル フロリハナ https://www.florihana.co.jp/product.php?id=48 生活の木 https://onlineshop.treeoflife.co.jp/ec/pro/disp/1/084493290?sFlg=2
▶︎ハーブ:ラベンダー 生活の木 https://onlineshop.treeoflife.co.jp/ec/pro/disp/1/022106440?sFlg=2
前回の動画はこちら↓
睡眠メンテナンス〜質の良い睡眠であなたの一生が好転する方法〜
睡眠や健康についてもっと詳しく知りたいという方はこちら↓
プレイト早苗 Plate Sanae
1975年生まれ。埼玉県川越市出身。
2016年よりカリフォルニア州在住。
ホリスティックヘルスコーチ、自然療法アドバイザー、植物療法家。
趣味:サーフィン、アロマ・ハーブ、ガーデニング、発酵料理研究、Hula、DIY