コラム

糖尿病や高血圧の原因は毎日の睡眠不足が原因かも?

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

LiveWellBeingでは、あなたがより健康で豊かな暮らしを手に入れることができるように、ホリスティックな視点でQOLの実現のための、ライフスタイル、心と体のための健康法などをわかりやすく、また毎日の生活にすぐにとり入れることができるようにより実践しやすい情報として健康ジェニック大国の米国カリフォルニア州から発信中!

心と体の健康のための基本を今すぐ知りたい方はこちら

おはようございます。
LiveWellBeing ヘルスコーチさなえです

健康的な生活に改善するというと

まず思いつくのが

食事の改善かと思います。
でも、もし元々食事は比較的健康的なのに

なぜか高血圧や糖尿病の症状に悩まされているとしたら・・・

その原因は

睡眠不足にあるかもしれません。

今日は、睡眠不足がどのように
高血圧や糖尿病の症状に影響するのかについてお話ししたいと思います。

[rtoc_mokuji title=”” title_display=”” heading=”” list_h2_type=”” list_h3_type=”” display=”” frame_design=”” animation=””]

これは睡眠不足の状態がごく普通になってきてしまっている証拠なのだと思います。

現代社会に生きる私たちは忙しすぎるために
どうしても睡眠時間を犠牲にしてしますので、
仕方がないのかもしれませんが、

そのおかげで、睡眠不足は私たちが知らないうちに
徐々にさまざまな疾患を引き起こしているのです。

アメリカ・シカゴ大学保健学部の研究者らが行った研究では、
十分な睡眠をとっていない中高年では高血圧になる可能性が高いと発表されました。
また、睡眠時間が少ない人ほど高血圧になる割合が高く、
睡眠時間が6時間と5時間のグループを比較すると、
5時間のグループが高血圧になる割合が37%も高かったのです。

さらに、この5時間のグループには睡眠障害(睡眠時無呼吸症候群など)など
著しい睡眠の質の低下がより深刻にみられると研究者らは指摘しました。

睡眠不足や睡眠障害があると高血圧のリスクはより高いというのです。

なぜ、睡眠障害が高血圧を引き起こすのか?

これには自律神経が大きく関係しています。
一般的に、健康な人の血圧の一日における変化は、
起床時から血圧が上昇し、80-120mmHgあたりで日中を過ごして夕方を迎え、
少しずつ血圧が低下し、眠っている間は低くなります。

これは、日中の活動時には交感神経が優位となり、
就寝中には副交感神経が優位となるからです。

一方睡眠不足、特に睡眠障害によって睡眠中に何度も覚醒していると、
眠りの質はきわめて悪くなります。
睡眠障害は目は開いてなくとも脳が覚醒することで交感神経が優位となり、
日中同様の血圧の高さを示すために、
これが高血圧を招くことになります。

そして、もっと怖いことに、

夜間/早朝高血圧は「心筋梗塞」や「脳卒中」のリスクを持続性高血圧(一般的な高血圧)
の6倍に上げるという研究報告があるのです。
高血圧の治療を受けている人の中には、
降圧薬を服用しても血圧が下がらない人が意外に多いと指摘されています。
そして、高血圧の人の約10%に質の良い睡眠がとれない睡眠時無呼吸症候群があります。
高血圧が降圧薬で改善しない人は、
睡眠の時間、そして睡眠の質を改善していくことが必要です。

なぜ、睡眠障害が糖尿病を引き起こすのか?

高血圧と並んで多いのが糖尿病疾患です

糖尿病の95%を占めるⅡ型糖尿病にも睡眠不足は大きく影響を及ぼします。
糖尿病は糖の代謝がうまくいかず、血糖が過剰になる病気です。
血糖が多い高血糖状態が続くと多くの合併症を起こすことになります。
健康な人々が高血糖状態が続かずに過ごしていられるのは、
血糖値を下げるホルモンであるインスリンがすい臓から分泌され、
とうの代謝を促して
血糖の量をコントロールしているからですが、
睡眠不足はインスリンの働きを低下させてしまうのです。

この結果、糖尿病を発症することになります。

この場合も、睡眠不足のバックグラウンドに睡眠時無呼吸症候群の患者の多いことが指摘されています。
普段から昼も眠くてたまらないという糖尿病、糖尿病予備軍の人は
睡眠を整える必要があります。

睡眠が十分に取れて自律神経とホルモンバランスが整うことで、
身体の代謝機能が正常に働くので、
甘いものへの欲求も減り、
食事の塩分や糖分の過剰添加や過剰摂取が自然と減って行きます。

高血圧も糖尿病も睡眠時無呼吸症候群が原因であればその治療を、
また、睡眠不足、初期段階の睡眠障害であれば
生活習慣全体を整えることで改善して行きます。
長く放置してしまうと深刻な睡眠障害と動脈硬化が進むとともに、
心臓の機能が低下してしまうので、早期に対応するべきです。

今日から睡眠不足を予防する方法

睡眠不足や睡眠障害の改善方法は様々ありますが、

今日からすぐにできることとして

寝る1時間から1時間半前から
体も心もリラックスモードにしてあげることです。

例えば
・蛍光灯尾の光を避け、テレビやスマホは見ない
・ヨガや瞑想をする
・読書をする
・寝室の明かりを暗くする
・入浴を済ませる
など寝る準備をしましょう。

睡眠は、生きていく上で欠かせない本能的な習慣です。
すでに高血圧や糖尿病に悩まれている方だけでなく、
予防の観点からも、

朝起きても、まだ眠い疲れている、
また、週末は寝だめしたいと感じるならば
あなたの睡眠は十分ではないのかもしれません。

今日は、寝る前のルーティーンを少し改善して
心と身体がリラックスした状態で入眠できるように工夫してみてはいかがでしょうか?

本日も最後までお付き合いくださってありがとうございます。

ではまた!
Sanae Plate

*心と体の健康についての質問にお答えします
気軽にご相談ください
相談の回答は、こちらのメルマガ内で個人が特定されない範囲で共有させていただきますこともあります
info@live-wellbeing.com
件名:質問

睡眠や健康についてもっと詳しく知りたいという方はこちら↓