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おはようございます。
LiveWellBeing ヘルスコーチさなえです。
先日、日本にいる4歳の双子の甥っ子達と
久しぶりのビデオチャットで、
日本にいる危険生物の話で盛り上がり、
4歳児達に、この危険生物には特に気をつけて!と教えられました。
中でもこの時期、8月から9月にかけて
最も気をつけてほしい
一番危険な生物・・・
ジャジャン🎶
それは
”チャドクガ”
漢字で「茶毒蛾」
日本を代表する毒蛾の1種だそうです。
実は、私、この危険生物の存在を最近まで知らなかったのです。
とはいえ、考えてみると私の周りでも
春先やこの8月から9月にかけて
”チャドクガ”の被害に遭っている人がいます。
(正確には、茶毒蛾の幼虫の被害)
毛虫だから、針をとって炎症が治れば心配ないよー!
と思っていたら、大間違いでした(反省)
で、調べてみたところ、この茶毒蛾
幼虫であるケムシは、全身を「毒針毛(毒のある針状の毛)」で覆われていて、
この毛が肌に刺さることで皮膚炎を引き起こします。
一度刺されてしまうと蜂のように体内に抗体が出来てしまい、
この抗体が悪さをしてアレルギー反応を起こすこと、
これが茶毒蛾皮膚炎という皮膚炎になります。
また、体質によってはアナフィラキシーを引き起こすこともあるそうです。
さらに、毒針毛は抜けた後やケムシが死んだ後でも毒性があるので、
直接触れなければ安全という訳ではありません。
幼虫の本体がなくても、幼虫が死んでいたとしても
そこに残った毛には毒があり、それは風によってフワ〜っと飛ぶこともあるので、
風に飛ばされて外干しの洗濯物のタオルや布団に毛針が・・・・
ということもよくあることだそうです。
ツバキやサザンカ、茶の木といったツバキ科の植物を主な餌として、
幼虫の発生時期は、一般的に4-6月と8-9月の年2回とされているので、
この時期、ツバキ科の植物を育てている、またはご近所に茶畑があるよという方は注意が必要ですね。
実は本当につい最近、
”原因不明の皮膚炎がどんどんひどくなってきている、
痒くて、眠れないし、気が狂いそう”
というクライアントさんから相談を受けたのですが、
話をお伺いしていると、
どうやら2年前に家の庭木から干してある布団に
”チャドクガ”の毛針が付着していたのを知らずに、
布団を取り込むときに刺されたことがあった”
と話していました。
その状況を聞いて
元々がアレルギー体質で、過去に長いことアトピーの皮膚症状に悩まされていた私は、
潔く(笑)庭に椿を植えることを断念。
どんな症状?
では、茶毒蛾に刺されるとどんな症状が出るのかというと、
毒針毛に触れた後、2-3時間ほどして痒みや腫れ、ただれなどの症状が起こります。
また、2回目以降からは、体内で抗体ができることで、
アレルギー反応を繰り返し起こすことがあります。
ひどい場合には、全身に痛みや痒みが生じたり、
体質によっては発熱やめまいといった症状が引き起こされることもあります。
また、ハチなどと比べると劇症性はないものの長期にわたって症状が続くという特徴があります。
患部にさわると余計広がってしまうかもしれないので
本当に危険生物です。
もし刺されてしまったら、
ガムテープを使ったり、50度以上のお湯で患部を洗うなど
の処置が必要です。処置に慣れていない場合は
これはある意味事故ですから、自然療法を考える前に
すぐに皮膚科を受診することをお勧めします。
自然療法は、皮膚症状を再発させないための予防といて使いましょう。
また、毒針が飛ぶので、駆除も最新の注意を払いましょう。
へたに殺虫剤などをかけると毒針が飛んでくるそうです。
初秋のハイキングや、キャンプで山の中にいったり、
ガーデニングの際には危険生物「茶毒蛾の幼虫」には要注意ですね。
ちょっと余談ですが、
この茶毒蛾皮膚炎だけでなく、
大きな火傷なども皮膚炎を起こす引き金になります。
皮膚の炎症は、過去に身体の何処かに炎症が起こって、
見た目には綺麗に治っていたとしても
その炎症を皮膚細胞が記憶しているために
過度の疲労や環境の変化のよって炎症を起こします。
皮膚は大きな感覚機関ですから、
皮膚の炎症は、症状を通して
身体が出しているSOSサインなのかも知れませんね。
本日も、最後までご覧いただきありがとうございました。
では、また!
SanaePlate
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プレイト早苗 Plate Sanae
1975年生まれ。埼玉県川越市出身。
2016年よりカリフォルニア州在住。
ホリスティックヘルスコーチ、自然療法アドバイザー、植物療法家。
趣味:サーフィン、アロマ・ハーブ、ガーデニング、発酵料理研究、Hula、DIY