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イライラ・お腹の不調はこれで改善|春こそ絶対やってほしい春の養生法【中医学的健康法】

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心と体の健康のための基本を今すぐ知りたい方はこちら

おはようございます。
LiveWellBeing ヘルスコーチさなえです

そろそろコートは暑すぎるかな?
そんな暖かい陽気が日に日に増してきましたね。

今日の話題はこんな人におすすめ

☆★☆★☆★☆★*☆

将来が不安
イライラする
肌荒れ
お腹が張る
肩こり
☆★☆★☆★☆★*☆

病気とまではいかないけど
なんだか気になるこんな体の不調から解放されたいと思いませんか?

今日は、中医学から見た
春先にやるべき
先回りの心と腸の健康法についてのお話です。

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日本では、桜の満開宣言がされたほど暖かくなっているようですね。

私の住む北カリフォルニアでは
今年は例年になく暴雨風雨に見舞われ肌寒い日が続いていたため
桜にとってもよく似たアーモンドの木が
やっと開花を迎えました。

アーモンドの花は、八重桜を白っぽくしたような愛らしい花で、
初めて見た時は、
「カリフォルニアにも桜がある〜!」と興奮しすぎて、
お花見を計画しようとしていたぐらいです(笑)

今でも、アーモンドの花が満開になっている農場やご近所さん宅の庭を見ると、
いつもに増して、日本を恋しく感じます。

でもね、花見が大好きな私が
心躍る春という季節は

何となく自分のこれからの人生を
深く考えてしまって凹んだり、
いつもならスルーできることに、いちいち
イライラしている自分がいたりと

正直、気分が上がったり下がったり
ちょっと心が落ち着かない季節でもあるのです。

でも、実はこの情緒が不安定になるのって、
どうやら私だけが感じているというわけではなさそうです。
また、人によっては気分の落ち込みだけでなく、
体調にも変化を感じている人もいるようなのです。

ーーーーーーーーーーーーーーーー

  • 気分の落ち込み
  • イライラ
  • 不安感
  • 焦燥感
  • おなかの張り
  • 肩こり
  • 肌あれ

ーーーーーーーーーーーーーーーー

季節の変わり目は病気とまではいかないまでも、
なんとなく体が重いような体の不調や、
心の不調が起きやすい季節なのですが

特に春先の体調不良は気をつけるべきだとか・・・・

その答えは、中医学の考え方にあります。
中医学では
春に起こる様々な心身の不調は

「冬に縮こまったエネルギーを解放しようとする力と
活発に働く「肝」の疲弊によるエネルギー不足」

このアンバランスを最も起こしやすいのが春というわけです。

そして、このアンバランスな状態を改善しないまま、
夏を迎えてしまうと、その不調は慢性的な症状となってしまいます。

春を制すものは一年の健康を制する!
春こそ、しっかりと身体の陰陽のバランスを整えましょう。

春の養生は”肝”

中医学では、
【自然界のすべてのものは 陰陽からなり、それぞれの季節には「春に生じ(発生)、夏に長じ(成長)、秋に収め(収穫)、冬に蔵む(きすむ=貯蔵)」】という特性があるという教えがあります。

そして、心身ともに健やかに過ごせる理想的な陰陽バランスが取れた状態を「陰平陽秘(いんへいようひ)」と呼びます。この陰陽がどちらかに傾きすぎてしまうと不調が生じやすくなりますが、事前の知識があればそれらを緩和することができます。「養生」とは、いわば先回りの健康法というわけです。

そして、春は冬のあいだ優勢だった「陰」が少しずつ減り、「陽」が一気にあふれてくる季節のはじまりで、万物が生育(発生)する芽吹きの時期なので、私たち人間も陽気なき気分になったり、何かを志す意欲を芽生えさせると同時に、不安感や焦燥感を感じたりと、心身にアンバランスも生じやすくなります。

さらに、気候が暖かくなるだけではなく、日本では進学、入社、引っ越しなど新しい環境が増える時期でもありますよね。そのため、人は自然と環境変化のストレスに晒される機会が多くなり、こうした環境の変化により感じるストレスにより体内を流れる「気」が停滞しやすくなるため、気分の落ち込み、おなかの張りや肩こりが起きやすくなります。

 また、春は中医学的な内臓分類である「五臓」の一つ、「肝」に負担がかかりやすい季節であると考えられています。「陽」の気がグングン満ちてくることで、私たちの五臓六腑も全体的に活性化してきます。「肝」も活性化し、冬のあいだに体中に溜め込んでしまった不要なもの(老廃物や脂肪など)をとにかく一気に解毒しようとしてフル稼働するため、疲弊しやすい状況を強いられています。

また、「肝」とは西洋医学の「肝臓」をさすだけではなく、自律神経にも関係しています

このことで、「肝」にたっぷり貯蔵されているはずの「血」が不足することで精神的に安定せず、イライラや不眠、気持ちの揺らぎなどが生じやすくなったり、めぐりが滞ることで肩こりや筋がつりやすくなったりします。

さらには、春の「陽」の気の急激な上昇も手伝って、「血」が体の上部に溢れ出して停滞しやすいので、頭痛や鼻詰まり、めまいやふらつき、肌荒れなどの「上半身の症状」が出やすくなるのもこの季節の特徴ともいえます。

このように、疲労した「肝」の解毒の機能がうまくいかなくなることで、体内に余分な老廃物などが蓄積されて、重だるい疲労感を感じやすくなる場合もあります。

つまり、春に起こる様々な心身の不調は冬に縮こまったエネルギーを解放しようとする力と、活発に働く「肝」の疲弊によるエネルギー不足、このアンバランスを最も起こしやすい季節ともいえます。

そして、このアンバランスな状態を改善しないまま、夏を迎えてしまうと、その不調は慢性的な症状となってしまうので、春こそ、しっかりと身体の陰陽のバランスを整えて、夏に備えていきましょう。

不調を防ぐには?

春を健康に過ごす上で最も大切なことは、ストレスを上手にコントロールして、心のリラックスに努めることです。なぜならば、急激な「気の上昇」をコントロールしないでいると、気の流れが滞り、その弊害がからだのあちこちに出てきてしまうからです。

一般に、胃腸の不調を訴えたり、吹出物や肌の過敏、疲労感などを自覚することが多く、夏の暑さを感じる季節になって、逆に足腰が冷えてしまい、エネルギー不足となり、夏に本来は自然から与えられる成長の気を受け入れることができなくなってしまいます。

このストレスには、食べ物から受けるストレス、環境から受けるストレス、精神的なストレスなどの外的内的要因の様々な原因が挙げられます。これらをコントロールするには、胃腸と肝臓を疲弊させることなく代謝や消化をしてあげる事や、エネルギーの補給をしっかりとしてあげることで、不調を防ぐ事ができます。

具体的な改善方法

①旬の食材で不調を防ぐ


(1) カルシウムの補給に気をつけましょう


春は骨の成長する時期でもあります。骨の密度が上がると、その上に付いている肉の密度も上がります。肌のたるみや筋肉が痩せないようにするために、カルシウムの豊富なニラを食べましょう!ニラは気の流れを整え呼吸器を清浄にし、排毒の役目があると、本草綱目の中でも言われています。
その他、骨の形成を助ける食べ物として、菜の花、大豆、びわ、などもあります。

さらに、体内でのカルシウムの利用効率を高めるには、ビタミンDが必要です。ビタミンDを多く含む食品は限られますが、魚(イワシ、サンマ、サケ)きのこ(キクラゲ、シイタケ)などがあります。

またビタミンDは、日光を浴びることで体内で生成されるため、食事以外に外で日光にあたることも大切です。

(2) 酸っぱいものは少なめに

甘いもの(自然の甘みのあるもの)を取るようにしましょう。
酸味は体をちぢこまらせてしまいます。特に胃腸が弱い方は酸味の摂りすぎには要注意です。あっさりしたもので、自然の甘みを感じるような旬の山菜や春キャベツがおススメです。
甘いものが良いなんて、ちょっと嬉しいお話ですが、もちろんなんでもいいわけではありません。糖度の高いフルーツや加工されたお砂糖には引き続き要注意です。また脂っこい物や、刺激のあるものはできるだけ避けましょう。

(3) 苦味でデトックスを促す

山菜などの「苦味」のある食材をいただきましょう。「苦味」のあるものには便通をよくする作用があることや、水溶性の食物繊維が豊富なので腸に負担をかけずにきれいにしてくれます。

また、解毒機能をもつ「肝」の働きを高めることも大切です。旬を迎えるタウリンが豊富な貝類、木の芽やうど、ふきなど香りが良いもの、菜の花や人参などカロテンが豊富なもの、柑橘類など「酸味」のあるものには、「肝」の働きを助ける作用があります。ただし、

気分が落ち込みやすい方は、香りあるものを積極的にとったり、体を動かしたりして気を巡らせることが大切です。気を巡らせることで「肝」の働きも高まります。

(4)春の養生食材を選ぶならこちらがおすすめ
山菜/木の芽/うど/ふき/菜の花/人参/筍/わけぎ/キャベツ/鯛/ハマグリ/苺/桜の花(塩漬けにして梅酢で着色した物)など

②心のメンテナンスに集中

気分が落ち込んでいたかと思えば、イライラしたり、焦燥感にかられたり、そしてこの感情のアップダウンが激しくなると、脳が疲労することで不安感が生じてきます。そしてこのストレスは「肝」に影響を及ぼすために自律神経が乱れます。

感情のバランスを整えるには

  • マインドフル瞑想瞑想:1分間のマインドフルネス瞑想を午前中と寝る前に行う
  • 睡眠を十分にとる:質の良い睡眠を適正な時間(一般的には7時間から8時間)とる。
  • 受容する:欠点や短所などネガティブな状況にいる自分を認めてあげる。

これらを積極的に行い脳の疲労を低減させて「肝」を整えましょう。

③午前中に活動的な活動

春は気温の上昇でも感じるように、冬の間にこもっていた大気中のエネルギーが開放される季節です。中医学の古典「黄帝内経(こうていだいけい)」の中でも「春はできるだけ早起きして活動を行うように」と書かれています。日の出とともに大気中に自然の「陽気」(体を活発に動かすためのエネルギーのようなもの)が増えるため、これを体内に取り入れることが春を元気に過ごすための秘訣である、というわけですね。

日照時間の短い冬と比べると元気に活動がしやすくなる春はさまざまなチャレンジを行うのに適した季節とも言えるので、この機会に朝の散歩、サイクリング、ラジオ体操、ヨガやお庭の手入れなど外でできるアクティビティーを初めてみるのも良いかもしれません。

冬の間にしっかりと蓄えていたエネルギーを適度に開放し、有効に使っていきましょう。

いかがでしたでしょうか?

春は、冬の間に体と心に溜まったエネルギーを解放して、新たに芽吹いたエネルギーを循環させる季節です。胃腸と肝臓に優しい生活を心がけて養生し、秋の体に備えていきましょう。

本日も最後までご覧頂きありがとうございました。
では、また!
 SanaePlate

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