LiveWellBeingでは、あなたがより健康で豊かな暮らしを手に入れることができるように、ホリスティックな視点でQOLの実現のための、ライフスタイル、心と体のための健康法などをわかりやすく、また毎日の生活にすぐにとり入れることができるようにより実践しやすい情報として健康ジェニック大国の米国カリフォルニア州から発信中!
おはようございます、LiveWellBeing ウェルネスコーチSanaeです。
やっと春らしい柔らかな暖かさが続いている北カリフォルニア。
ようやっと窓全開で掃除ができるぞ!と私がここに引っ越してきてから5年間手付かず・・・いや、手付けず(笑)だった部屋の段ボールを開けて、大掃除に取り掛かりました。
箱の中身は私が日本から持ってきた、ガラクタがほとんどなのですが、中にはこちらに越してきてからまとめた箱も紛れ込んでいて、その中には4年前の私の手帳なんかもあったので、何気なくペラペラっと中身を覗いてみたんです。そしたら、なんと・・・・・
当時の私が怒り狂った時に殴り書いた、ど迫力の文字が羅列していました。
「自分、怖〜。そんなふうに思ってたのねー」
と、自分のことながらあの頃の自分は別の人格だったんじゃないかと思うほど、
イライラすることも、ムカつくこともほ今ではとんどゼロといっていいほどなのですが、
アンバランスを起こしやすい春の季節はこの感情にちょっと気をつけています。
理由は、このイライラや怒りの感情は
周りで起こった出来事とか、周りの誰かによって引き起こされるのではない場合があるからです。
そしてそれは、春に起こりやすいとも言われています。
ちょっとしたことで涙が出る、イライラする、不機嫌になるなどの感情の不安定さだけでなく、放置しておくと慢性疲労、慢性頭痛、肩凝り、耳鳴、めまいなど、感情と身体の両方の症状を引き起こします。
今日はなんだかイライラとする季節的な「怒りの感情」についてのお話です。
あなたはいくつ当てはまりますか?
□ 最近旦那や子供に怒鳴る回数が増えた
□ イライラしている
□ 家族以外の他人には良い人・穏やかな人
□ 急に悲しくなる
□ 寝付きが悪い
□ 疲れる夢をよく見る
□ 脇腹や胸がつかえたり突っ張った感覚があって苦しい
□ 足がつりやすい
□ 肩こりになりやすい
□ 眼精疲労や視力の衰えを感じる
□ 便秘と下痢を繰り返す
□ 爪がもろい
□ 髪の毛がパサつく
□ 月経痛が激しい
4つ以上当てはまる人は慢性的に感情が不安定になっているようです。
あなたのそのイライラや怒りの感情のがなぜ湧いてきくるのかを知ることで、和らげる事ができるかもしれません。ぜひ、解決方法を学んで、メンタルケアに役立ててください。
肝臓と怒りの関係
私たちは、自分やまたは相手が怒りっぽかったりイライラしてると、本人の性格の問題とか、または何か起こった出来事のせいでイライラしているとおもいがちです。
確かにそれも理由のひとつではあるのだけれれど、実はその感情は外的な影響や個人の性格云々の前に、体が疲れていたりストレスが溜まっている証拠でもあるんのです。
もう少し深くみると、なんとそのイライラは体の特定の臓器がダメージを受けているという事がわかってきます。
その臓器とは ”肝臓”
肝臓は怒りと深い関係があり、怒りという感情は肝臓に溜まると言われています
中医学の世界ではおよそ2千年前から感情と臓器や病気の関係について論じられてきましたが、これは心と体の相関図というもので示されていますが、近代の現代医学でも感情と病気の関係は注目されています。
例えば、古くからストレスと十二指腸潰瘍の関連性なんかは有名ですね。
ところで、私たちが怒りの感情をもつときはどんな時でしょうか?
思っている事が上手くいかなかったり、見知らぬ人や表向きは「良い人であろう・正くいよう」とするが故に感情を押さえ込んでいたり、または自分や愛する人を守ろうという行為から、怒りの感情を持つ、怒りの感情が湧いてくるという事が考えられます。
人間が持つ感情は7つ
人間が持つ感情を中医学の観点で見ると、怒・喜・憂・思・悲・驚・恐 の7つあるとされ、これを七情(しちじょう)と呼びます。
これらの感情は多かれ少なかれ日常生活の中で誰しも感じるものなので普段はこの感情によって病気が引き起こされることはありません。ところがこれらの感情がどれかに偏って過剰(時には減少、不足)となる時にその感情に特徴的な病態を引き起こすというわけです
中でも”怒り”の感情は、私たちの体の肝腎要とも言われ沈黙の臓器である肝臓に、直接的にダメージを与えてしまうんです。
なぜそうなるかというと
肝臓は、胃で消化された食べ物の栄養素を体内で利用できる形に変換したり、エネルギーの貯蔵やアルコール・薬物の解毒など私達が生きていくための様々な事を調節してくれる大切な働きをしています。
そして、怒りを常に抱えることによって何が怒るかというと
怒りの感情によって脳はいつも以上に血液と酸素が必要になるので、本来血液をたくさん含んでいる肝臓の血液や酸素などの栄養分を奪われ行きます。その為いつも以上に過剰に機能を働かせないといけない。つまりエネルギーを過剰に生産しているのにも関わらず本来の機能を果たすためのエネルギーは不足しているという本末転倒な状態です。
で、肝臓は疲弊してダメージを受けるのですが他の臓器と違うのが、我慢強い臓器というところです。
タフで我慢強いが為に、自覚症状が現れにくいのですね
例えば、辛いものを好んで毎日沢山食べているとか、加工食品が中心の食生活とか、お酒を毎晩飲んでいるとか、または、日常的に続く重いストレスがあるなど、これらの外的影響によってあなたの肝臓が過剰に働かなくてはいけなくなっている状態なんです。
なので、食生活、運動不足、睡眠不足など、何らかの原因で肝臓が常にダメージを受けて疲弊してる時にイライラする、キレやすく、怒りやすくなる
つまり、怒りの感情は
”自分オーバーワークで一杯一杯です”という肝臓のSOSなんです。
ちょっと補足ですが、中医学では肝臓と感情の関係で、
気や血のエネルギー過剰(興奮状態)の場合=怒り
気や血のエネルギー不足や停滞(抑制状態)の場合=うつ
という感情や症状として現れます。
もちろん、結果的にはそれだけではなく様々な心と体の不調として現れるのですが、この不調は血液検査の肝臓の数値では測れないという厄介なものです。
ではどうやったら肝臓を癒して、怒りを鎮める事ができるのか
怒りを沈めるための肝臓ケア4選
1、怒りを無理に抑えこまない
”怒り”のような『ネガティブな感情=悪い事』と決めつけて、自分の感情に蓋をする事をやめ、ストレスを溜め込まないことが一番です。
なぜならば、ネガティブな感情は抑えれば抑えるほど増大していく性質を持っています。
怒りの感情がある時は、ポジティブで良いなくてはいけないとか、穏やかに振舞わないといけない、怒ってはいけないと思えば思うほどイライラが募り長引く事があります
そういう時は
「今、私はイライラしている(怒っている)」と自分の怒りの感情を事実として認めてあげましょう。声に出したり、叫んでもOK!
ただし、そこに他の人がいる場合はまずそこから一旦離れること。また、人や物に対してぶつけるのではなく、
例えば、これは私の旦那さんが以前良くやっていたのですが、その場から離れて散歩に出る。とか、私の場合は車の中で叫ぶとか、枕に顔を押し付けて叫ぶとか、シャワールームで叫ぶとか・・・(叫んでばっかり(笑))などなど
とにかく、1人になれる場所で、湧いてきた怒りの感情を抑え込まず認めてそして正く発散してあげる行為を行いましょう。
2、水を飲む
肝機能をアップさせて新陳代謝を向上する方法として、水を飲む方法もあります。
水をたくさん飲むと肝臓の毒素や残留物の排出もスムーズになって肝機能を向上できるわけです。また、水をたくさん飲むことで細胞の再生の効果も期待できます。
ミネラル含有の低い軟水や、浸透性の良いアルカリイオン水は、肝臓の負担を提言してくれるのでおすすめです。適量を少しづつ飲むようにしましょう。
3、肝臓を休める食事
なんといっても、解毒機能を回復させてあげることです。そのためにはやっぱり、過度な飲酒、タバコ、暴飲暴食、加工食品は肝臓にさらに負担をかけるため、できる限り避けましょう。
栄養補充には良質なタンパク質と、タウリン、レバーなど造血作用のある食材を選ぶと良いでしょう。
また、定期的に臓器を休ませるためにインターミテッドファスティングを取り入れてみても良いかもしれません。
4、質の良い睡眠
肝臓を含め、身体の臓器の損傷や疲労の回復と修繕は私たちが寝ている時に行われます。普段から睡眠が不足していたり、睡眠の質が悪いと、この修繕や回復が上手くできないまま、またストレスに晒される事になります。
このような肝臓の酷使は脂肪の沈着にもつながり、肝臓疲労をさらに加速させます。
このように、機能が低下した肝臓は、代謝や解毒といった役割を十分に果たすことができず、エネルギー不足や毒素が蓄積されて疲れてしまうのです。また、腹部内の多くの主要臓器とつながっている肝臓の機能低下が全身の疲労に直結することは、想像に難くありません。
心や身体のバランスを崩しやすい春はいつもに増して肝臓機能を休める生活習慣を積極的に取り入れましょう。
本日も最後までご覧いただきありがとうございました。
ではまた!
SanaePlate
肝臓ケアのために質の良い睡眠を効率よくとる方法。
睡眠の黄金の90分についての動画です。
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プレイト早苗 Plate Sanae
1975年生まれ。埼玉県川越市出身。
2016年よりカリフォルニア州在住。
ホリスティックヘルスコーチ、自然療法アドバイザー、植物療法家。
趣味:サーフィン、アロマ・ハーブ、ガーデニング、発酵料理研究、Hula、DIY