コラム

「寝る前に甘いものが食べたい」三流は食べ、二流は我慢、では一流は?

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おはようございます。
LiveWellBeing ヘルスコーチさなえです

健康や美容のためと、
お砂糖の摂取量を気にしている人は多いとおもいます。
特に、お菓子には糖質キャリーオーバーの原因ともなるくらいの
大量のお砂糖やらが投入されていることは、

健康や美容の知識がある人ならば知っていますから、

食後のアイスクリームや
いちご大福にプリンなど

夜な夜な襲ってくる「甘〜いもの」の誘惑に負けまいと

必死に、我慢したり
「ストレス溜める方が良くないし・・・」
と、最もな言い訳を並べてみたりと悪あがきをする。

こんな経験は皆さんも一度はあるのではいでしょうか?

甘いものの他にも

・お風呂上がりのビール

・終わらせなくてはいけない仕事があるのに、ダラダラTVを見てしまう

・禁煙が続かない

・すぐにポチってしまう浪費癖

など私達は知らずのうちに”欲望”に翻弄され、うっかり間違った選択をしてしまいがちです。

今日はそんな
『わかっちゃいるけどやめられない」を解消する
健康や美容のための一流の行動についてお話しします。

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本題に行く前にちょっと質問。


あなたはこの四つのうちどれに当てはまると思いますか?

A:節制のある人

 ・節制していることに喜びを感じる
 ・理性と欲望の葛藤がない


B:抑制のある人


 ・理性と欲望が葛藤しつつ、理性が勝つ

C:抑制のない人


 ・理性と欲望が葛藤しつつ、欲望が勝つ

D:放埒(ほうらつ)な人


 ・欲望のままに振る舞うので後悔がなく、葛藤しない

おそらく、多くの人はBかCの領域にいるのではないでしょうか?

そして、もうお分かりのように健康と美容の一流の人とは
ズバリ
A:節制のある人のことです。

”ですよね〜、じゃ、私には関係ない”と言う声も聞こえてきそうですが、

ちょっと待ってください。諦めるのはまだ全然早いですから!


例え、二流でも三流でも必ずといってもいいほど誰もが一流になれる方法があります。

正直なところ、もしあなたが、D:放埒な人の場合はかなりの努力と時間を要するかもしれませんが、
いますでにB:抑制のある人やC:抑制のない人だった場合、

A:節制のある一流の人に仲間入りするのはもう時間の問題。

これは、あくまでも私の意見ですが、
この「わかっちゃいるけどやめられない」現象は実はとっても人間らしくて、
Bのタイプであっても理性は健全に存在しますから、いわば普通の状態とも言えます。

ですから、全てにおいてA:節制のある人のように完璧を目指さなくても良いのです。

ね、ちょっと気が楽になったでしょ?

でも、やっぱり今よりも健康で、とか若くいたいと思っている健康リテラシーの高い私たちは、場合によってはAタイプでいることがより良い状態であることも事実。

だからこそ、自分で理性と欲望をコントロールができる方法が必要なんです。

節制のある人でいることが、「わかっちゃいるけどやめられない現象」を止めるにはどうやら一番効果的だと言うことはわかりましたね。

ここでちょっと疑問に思うのが、

節制も抑制も結局は理性が勝っているのだから、同じなのではないか?と言う節制と抑制の違いではないでしょうか。

節制と抑制の違いを知る

節制と抑制の違いを一言で言うならば、理性的であることに喜びを感じるか、それともイヤイヤ理性を保とうとしているかにあります。

ちょっと哲学的な解釈なのかもしれませんが、

節制のある人は、理性に重きを置く在り方が心地よく喜びを感じるので、節制のある人は、理性が健全なあり方をしているだけではなく「欲望」もまた整えられているために、結果として葛藤がない状態となります。

例えば、健康や美容の意識が高い人は(良い悪いは別として)苦〜い青汁とか、断食とか、除去食とか、マラソンとか普通に考えたら面倒臭いとか、楽しくないとか思われている事も、それを行う事に楽しく喜びを感じますよね。

これに対し、「抑制」は常に理性と欲望のせめぎ合いの中から理性を取るので、しんどさが残ります。ですから、長期的にその選択をし続ける事ができなくなります。

欲望に勝つには「我慢」しないこと

「節制」を身につけると欲望をコントロールすることが容易になり、また、素早くその選択ができるようになります。つまり、我慢せずに欲望に勝つには「節制のある人」になることです。

ここまでで、節制が一流になるための唯一のものだと言うことはわかったと思います。
しかし、問題はそれをどうやって手に入れるかですよね。

私たちは「寝る前に甘いものを食べるかどうか」、
と言うような「わかっちゃいるけどやめられない」欲望に抗ってやるべきことをやろうと考えるわけですが、

残念ながら強い欲望にはほぼ勝つことはできません。
正確にいうと、欲望の強さにかかわらず、人間が欲望に勝つことができる確率は50%程度だとも言われているくらいです。
つまり、2回に1回は欲望に負けるものだということです。

ところが、ある特定の感情を上手に使った場合には、その誘惑に抗うことができる確率が大きく上がるということがさまざまな研究から見つけられています。

それがどんな感情なのかというと、誘惑や欲求よりも皆さんにとって強い感情です。


それは、あなたのプライド

このプライドの力を使って、節制のある人になると言うわけです。

「プライド」で欲望を抑える!?

たまに、プライドや見栄なんか捨ててしまえ!と言う事を聞きますが、そのプライドをうまく使うことで、欲望丸出しの「本能的な思考」から「理性的な思考」を引き出すことができます。特に、いい事(徳)をしてるとか、またはその逆の恥ずかしいという感情です。

あなたのプライドが持つ、徳や恥ずかしいという感情を使うと、人間の欲求を上手にコントロールすることができるというテクニックを非合理性コントロール言います。

私たちは、誘惑に対して我慢したり、本来はやらなくてはいけないことをするべきだけれど、面倒だとか自分の感情を理屈で抑え込もうとします。


そもそも、これが失敗のもとなのです。

非合理的な感情に対しては非合理的な感情で抑えることが必要になります。
つまり、非合理的な欲望というものは、自分にとってより強力な非合理的な感情を用いて抑えないとコントロールができないのです。

そして、その非合理的な感情こそがあなたが持つプライドです。

プライドのような社会的な感情を使うことによって、人間は理性的に考えることができるようになり、長期的な目標を意識しやすくなるわけです。

ひとつ興味深い研究を紹介しましょう。

ダイエット中でお腹が空いている人の目の前にチョコレートケーキを出すというなんとも残酷な実験が行われました。

チョコレートケーキを目の前に置いて、それを食べても食べなくとも、どちらでもいいというようなことを言います。

その結果、自分がダイエット中だからとか、夏に向けて引き締まった体でビーチに行くというような自分の目標を意識して、それを我慢することができた人はわずか10%しかいませんでした。

先ほど人間が誘惑に抗うことができる確率はおよそ50%程度だと紹介しましたが、ダイエット中でお腹が空いている人の目の前に、食べてもいいと言われてチョコレートケーキを出されるわけですから、当然ほとんどの人が食べてしまいますよね。

これに対してプライドの感情を誘起させた場合、目の前のチョコレートケーキを我慢することができる確率がなんと4倍にも上がり、40%の人たちがチョコレートケーキを我慢することができました。

プライドはどのようにして使えばいいのか?


皆さんはどのような時に恥ずかしいと感じたり、自分を誇れるような感情を持ちますか?

ちなみに、何かやるべきことを達成したという時に達成感を感じるというような感情もあると思いますが、プライドはどちらかというと見栄に近いような感情ですので、少し違ってきます。

どう違うかというと、

達成感は自分が感じる感情で、プライドは、他人に対して自分がどう見えるかという他人を通して感じる感情です。

人間は、他人の目線がある時や他人に見られている感覚があると、より強くプライドの感情を感じます。

つまり、私たちが自分のに抗いたいとか、自分の欲求を抑えたいと思うのであれば、長期的な目標を思い出すとか、それはしないことでどんなメリットがあるのかということを考えると言う理性的な感情を持ち出すよりも、もっと強烈な感情で抑え込んでしまった方がコントロールしやすくなるということで、それをするためには徳や恥といったあなたの持つプライドが必要です。

では、いったいそのその感情がどのように生まれるのかというと、

それは、他人に見られることによって生まれるものなのです。

他人の目線を利用する


ですから、欲望に勝ちたい時には、他の人が自分を見ているところを想像するだけでも、欲望に勝てることができる確率が高くなります。

例えば、何かを我慢しなければいけない場合、誰かに認められたいという承認欲求や誰かに見られているという感覚を利用することが大切になるので、方法としては、他人に見られているところを想像するとか、この誘惑に買った時にはそれを誰に自慢しようかということを考えるか、誘惑に負けたら誰にバカにされてしまうのだろうかといったことを考えることによって、プライドや恥の感情が出てくるので、自分の欲求をコントロールしやすくなるということが示唆されているわけです。

他人に見られているところを想像する

  • この誘惑に勝った時にはそれを誰に自慢するか考える
  • この誘惑に負けたら誰にバカにされてしまうのか考える


とはいえ、これを実際友人などに行うのはちょっと難しいし、恥ずかしいと思うかもしれませんね。

そこで、おすすめの方法としては、鏡を使うことが効果的です。

人に見られているというような感情は、自分を見える化することによっても生まれてくる感情です。
ですから、鏡などを使ってみるのも良い方法だとは思います。

恥をかきたくないとか、自分をよく見せたいと言うあなたのプライドは、

使い方次第で自分の誘惑はコントロールするものだということをぜひ覚えておいてください。

ちなみに、人間は見栄やプライドにより良い行動を取るもので、他人の目線がある時ほど、エコな商品を選びやすくなるということも分かっています。

自分の欲望をなかなか抑えることができないという方は、恥ずかしい感情や自分のプライドをかき立てるものを探して、その強い感情をどのようにして自分の目標と絡めていくのかということを考えてみるのがいいと思います。

節制がある人になるためには

節制かある人になって、「わかっちゃいるけどやめられない」と言う感情すら湧かないくらいになるには、多少なりともトレーニング期間が必要になってきます。節制は、技術を身につけるのと同じように、誰でもできるようになります。

どんなに意識の高い人でも、初めからフルマラソンを走れたり、毎日10キロ走れたりしたわけではなく、最初はイヤイヤ練習していたけど、ある程度走れるようになったら、2キロから5キロとだんだんと長距離を走ることが楽しく、喜びが生まれてくる。これは、習い事などでも同じことが言えるかもしれませんね。

プライドの力を使って、節制のある人になるには、とにかくこの上にあげた事を実行していく事です。

つまりは、「プライドを使う習慣」の積み重ねこそが一流になる近道なので、「わかっちゃいるけどやめられない現象」が現れたら、鏡の前で自分のプライドと対峙してみましょう。

本日も最後までご覧頂きありがとうございました。
では、また!
 SanaePlate

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